コアケアブログ
背骨の屈曲、伸展、回旋、側屈
前回のブログ記事で
身体の軸となる背骨の全ての機能を、できる限り1レッスンの中で
屈曲→伸展→回旋→側屈
の順番で、負荷の優しいものから取り入れるようにしています
と書いたのですが、文中の
屈曲→伸展→回旋→側屈
が、漢字でなんとなくはわかるけれども、正確にはわからないという方も多いと思いますので、画像を使って説明しますね
画像は「VISIBLE BODY」というアプリから
まず、屈曲
前方に曲げること
続いて伸展
屈曲とは反対に後方へ曲げます
回旋
回旋は、ツイストやローテーションと言った方が分かりやすいかもしれません
南江堂「骨格筋ハンドブック」には骨や体幹がそれ自身の長軸の周りを回転する動きと記されています
正面から見て、まっすぐから
背骨を軸に、ひねります
後ろから見るとこうです
後ろからの画像でみるとわかりますが、胸椎をひねるイメージです
最後に側屈
「骨格筋ハンドブック」によると体幹または頭部を側方に曲げることとあります
以上が、背骨の屈曲、伸展、回旋、側屈 の説明です
どうでしょう?
イメージわきましたか?
レッスンスタイルの変化
2007年からスタートしたCoreCare
今年で10年になりました
10年も経つとレッスンスタイルも変わってきます
例えば、レッスンのはじまり・・・
以前は専らマットからスタートしていましたが、現在はリフォーマーだったり、チェアからだったり、キャデラックからだったり、クライアントさんにより様々です(グループの場合は大抵マットスタートですが)
それからレッスンの内容
身体の軸となる背骨の全ての機能を、できる限り1レッスンの中で
屈曲→伸展→回旋→側屈
の順番で、負荷の優しいものから取り入れるようにしています
中でも屈曲のエクササイズ数は、以前に比べて少なくなりました
屈曲のエクササイズ数を少なくしたきっかけをくれたのは、同じピラティスインストラクターの方との会話から
「ピラティス氏の時代は、伸展動作や伸展位の姿勢が多かった。だから伸展とは反対の屈曲動作がその時代効果があった(だからピラティスエクササイズは屈曲運動が多い!)しかし今の主流はデスクワークであり、屈曲位姿勢。現代は、屈曲運動より伸展運動を沢山やったほうがいいんじゃないか」
と、いうものでした
そしてこの考えは、先日参加した研修で確信に変わったのですが・・・
講師がこう言ってました
「ピラティス氏の時代であるおよそ100年前は肉体労働が主流で、伸展動作が多かった。
腰を痛める方が多く、伸展と逆の屈曲運動を多用することで効果がでた。
だから腰痛には腹筋運動が良いというのは100年前の知識だ‼︎
今だったら伸展を沢山した方が良い」
と・・・
そんなこともあり、研修を終えてからは、伸展動作の精度を上げようと、
例えば、スタジオに1台しかないチェア(実際は2台ありますが種類が違うのです)はプライベートレッスンのみでの使用でしたが、グループレッスンにご受講の皆さまで変わりばんこに使用し、バネの助けによる伸展感覚を皆さんに掴んで頂こうとはじめて試みてみました
グループで、1人だけが動くということは、他の方は動かずに待っていただくことになってしまいます
グループレッスンでは、皆が常に動いていないと!
という妙な思い込みがあったのですが、
他の方の動きを見れることにより、皆さま理解がより深まったのではないかと思います
最大4人までのレッスンという少人数制グループレッスンはCoreCareの強みでもあると思っています
単に動くのではなく、身体や動きへの理解力を深めていく
セミプライベート感覚で出来るグループレッスンにしていきたいな、と
今回の試みで思いました
何事も試してみないとわからないですね!
より良いレッスンになるよう頑張ります!(^^)!
グループレッスンですが、現在
水曜・10時~
木曜・19時~
日曜・13時~
の週に3回、開催しています
グループレッスンへのご参加大歓迎です\(^o^)/
*はじめての方はプライベートレッスンを5回以上受講されてからのご参加をおすすめします*
あと、週2でのお越しをご検討の方は、個人的にはプライベートとグループの併用がおすすめです
それぞれに良さがあります
皆さまのお越しをお待ちしております(^^)
最近興味があること
先日「呼吸」がテーマのワークショップに参加してきました。
講師の方がフランクリンメソッドのエデュケーターだったこともあり、最近、フランクリンメソッドに興味があります。
フランクリンメソッドに関する書籍を若葉台のコーチャンフォーで購入♪
多摩センターのMARUZENも大きな書店だけれども置いていませんでした。
以前は新宿の紀伊国屋まで行かないと行けなかったものが、近くで簡単に購入できるようになって本当にありがたいです(>_<)
ところでフランクリンメソッドとは、こんなメソッド↓↓
本の帯にこう書かれていました
フランクリンメソッドは、
身体に隠されている強さをコーディネーション(協調性)されたかたちで用い、
効率的で伸びやかな動きの基盤を創るものである。
・・・・・身体に悪いといわれる全ての動きの裏には、より良い動きが隠れている。
悪いものを変えようと躍起になるのではなく、身体を深く掘り下げて、
より良い動きを再び表面へもたらすようにするといい。
ピラティスに通じるものを感じます。
実際、フランクリンメソッドを学んでいるピラティスインストラクターも多くいます。
私も興味を持ち本を読んでいますが
「フランクリンメソッド 首のリラックス 肩の解放」という本の最初のページに、こう書かれていたのが面白かったのでご紹介↓
フランクリンメソッドのエジュケーターを育てるために来日していた際、肩が凝っていない日本人はほとんどいないとか、40代、50代の肩の症状に特別な名前がついていると聞いて驚いたことを覚えています。
フランクリンメソッドの創設者であるエリック・フランクリンの言葉です。
これを読んで、以前聞いたことがあった、これほど肩こりで悩んでいるのは日本人ぐらいだ、というのを思い出したのですが
どうやら本当だったようです。。
また、「フランクリンメソッド 骨盤力」には
強度、姿勢、柔軟性をコンスタントに向上させるには、自分自身の動きのパターンを見直す必要があります。なぜなら神経系統レベルで意識的に変化させることができたときにだけ、真の変化は起こるからです。
と、書かれてあったのが興味深く思いました。
とてもピラティスにも通じると思います。
ピラティスは、
ただ動けばいいわけでなく、なんとなく動くわけでもなく、
正しいアライメントを意識しながら動きます。
なぜならそれは、
この本の言葉を借りて言うならば、
真の変化を起こすため!!
だから!!!
「真の変化を起こす」って魅力的な言葉ですねw
普段意識しなくても、脳から送られる信号によって我々は動いているわけですが
動きや普段の姿勢を改善していくためには、神経系レベルでの変化を促していく必要があるわけですね。
ですから、皆さんレッスン中によく「身体だけでなく頭も凄く使う~」とおっしゃっていますが
実際その通りで、神経系統レベルで意識的に変化をさせるため
頭使って(脳に効かせて)いるんです!
と思うと、ピラティスも難しい難しいと思うだけでなく「頑張ろう」ってやる気が出てきませんか?
おかげで、頭も身体も疲れて(心地良い疲労感ですよ~)夜グッスリ眠れますしね^^
ということで、最近興味があることと、本の中で印象的だった言葉を紹介しました~
最後に5月のGWのインフォメーションですが、5月の2日(火)から5日(金)をお休みにし、6、7の土日は営業する予定でおります。
是非ゴールデンウィークの最終日、スタジオにお越しくださいませ\(^o^)/
もちろん体験レッスンも大歓迎です!(^^)!